終活で自身が所有する空き家はどうする?解体・活用どちらが良い?

終活について

終活にはエンディングノートや遺言書の作成、所有物の整理などがありますが
意外と見落としがちなのが所有する自宅の「空き家」問題です。

一人で暮らしている人が亡くなった後、子どもなどが住むのなら良いのですが
誰も済む予定がなく空き家の状態になってしまうことがあります。
終活を行う上で自身の自宅について考えておくこともとても重要なことなのです。

所有する自宅の「空き家」について考える理由

自分が死を迎えた後に空き家になってしまう自宅について
考えなけらばいけない理由はいくつかあります。

空き家を管理するにはお金がかかる

まず空き家を維持することはお金が必要になります。
新築の空き家は少なく、ほとんどの空き家は建ててからある程度の年月を経ているでしょう。
人が住まなくなっても掃除や水・電気の管理、定期的な空気通しなどをしておくことが必要になります。
固定資産税や基本的な水道代と電気代の支払、災害が起きた時などの保険も必要になってきます。
新築であればローンが残されていることがあるかもしれません。

空き家のメンテナンス

またハエやネズミなどが発生したり、野良猫が住み着いたりもするでしょう。
庭の手入れが十分にできないと、雑草や落ち葉が散乱したり木々が生え茂り
隣人に迷惑をかけてしまうこともあります。
空き家の管理が十分でないために通行人や隣人に損害を与えた場合には
小勇者は管理責任を問われることになります。
時には被害者から損害賠償を求められることもあるので、十分な注意が必要です。

空き家を放置いしておくと

被害者がいなくても市町村から「特定空き家等」とされ、所有者がペナルティを受けてしまうこともあります。
ペナルティとしては勧告や命令などで適切な管理をするように指導され
固定資産税などの税金が上がってしまうこともあります。

空き家を維持するためにかかるお金は、残された遺族にとっても大きな負担となる可能性があります。
家族で管理することが難しい場合は民間の管理サービスなどにお願いすることもできますが
管理サービスにを頼むのにもある程度の費用が掛かります。
防犯面なども含め、空き家を維持することは簡単ではないのです。

所有する自宅の「空き家」をどうするべきか

空き家

「空き家」になってしまう自宅について、ぼんやりとは考えていても後回しにしてしまっていないでしょうか。

家は大切な財産ですが、きちんと終活で考えてておかなければお金のみが
かかるマイナスの財産になってしまうことがあります。
空き家の定義とは人が住まなくなって一年以上経過した家のことです。
住んでいた人が亡くなった後に、家族が月に数回風通しなどをを行いに行っても空き家になってしまうのです。

空き家は年々増加傾向にあり、家によっては老朽化したり
崩壊など危険なリスクを伴っている家もあります。
大きな財産である家だからこそ、終活でしっかりと考えておくことが必要になるでしょう。

空き家の活用を模索する

所有する自宅が空き家となってしまった時に大切なことは、空き家のまま放置をしないことです。
家族などが遠方で住むことができない時には、賃貸として貸し出して活用する方法もあります。
また本人の希望、家族の同意などがあれば土地と家を売却しても良いでしょう。
建ててからあまり年月が経過していない自宅や
予算に余裕があるのならばリフォームなどをして入居者を探す方法もあります。

誰も住むことができないのであれば取り壊しをしなくてはいけません。
相続をするのであれば、固定資産税や維持費などについて話し合っておくことも必要でしょう。
終活で自身の所有する自宅の「空き家問題」について考えておくことはとても重要なことなのです。
売却したり、リフォームする場合には、どの程度お金が得られるのか
またはどの程度お金がかかるのかをシュミレーションしておくようにしましょう。

まとめ

終活を始めるのは早ければ早いほど様々なことができます。
この記事を参考に自分に必要な終活のリストを作成し
自分が死を迎えた後に残された家族はもちろん
大切な財産である家についてもしっかりと管理できるようにしておきましょう。

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